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仕事

他人の得が許せない人たち

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アエラに興味深い記事が出ていました。


『他人の特が許せない』人が増加していて、そういう方々が他社に攻撃的な言動を取る傾向がある、また人は『弱者の意見は正しい』と思い込む傾向があります。

たしかにこの前社内で似たような事案が起きました。
あるプロモーションでお客様プレゼントキャンペーンをしたのですが、多数派の一般社員から「ズルい」との声が。
そして、その声に反応したマネージャーが反応して、マーケティング責任者にメンバーの目の前で訂正を求めました。

キャンペーンによって本人たちが何か制限を受けることはなく、ただただ「ズルい」という感情のみでの行動とのことでした。

この考えって、かなり危険な思想と思うのですが、いかがでしょうか?
日本でも蔓延してきている『自分には関係ない他人の何かに対してネガティブな感情で批判する』ことと同じですし、負の感情って同調圧力になっていきます。

社内メールは気付かなかったことをSNSで知った(からズルい、ムカつく)
あの人が何やっているかわからない(からズルい 、ムカつく   )
あの人の仕事は楽そうだけど、私はきつい仕事をしている(からズルい 、ムカつく   )

ズルいムカつくと相手の行動を制限すると、行き着く先は縮小均衡です。
本当にキャンペーン内容をどうしても欲しいのであれば、自身で応募してもいいし、上司に直談判して経費を使うこともできます。
それもせずに、他人の足を引っ張ろうとする言動は私は許すべきではないと考えます。

組織マネジメントでは、感情に対処することも必要ですが、私たちも「みんなが言っている」「〇〇は何しているかわからない」「〇〇たちはずるい、苦労していない」ということだけで反応するのではなく、それらはあくまでもヒントやキッカケとして、実際には外的環境の変化と進むべき方向と高さに対して、組織を変化させていく必要があるなと思いました。