脳の創造的思考と問題解決能力

以下のセットを渡されて、ろうそくを壁に固定して火を付けるように命じられたら、みなさんはどうやって実現しますか？

この課題は、ひたすらタスクをこなすような単純なルーティン作業ではなく、最近多くの方がやってる『まだ正解は分からないけど試行錯誤して解決しよう』という感じの仕事に近いです。決まったタスクをひたすらやってる業務も大事かもしれませんが、それは自動化していくことが予想されます。そして、仕事の多くは答えがないものをどう実現するか解決するかということになっていきます。なので、そのようなルーティングに携わっている方々も、いずれはこのような考えることを仕事にするよう変わっていくはずです。

ちなみに答えは、『箱から画鋲を取り出し、画鋲で箱をコルクボードに固定し、ロウソクを箱の中で立て、マッチで火をつける』ことです。実際に実験すると、画鋲でなんとかろうそくを固定しようとしたり、ろうそくを溶かして壁に固定しようとするそうです。これは【箱】を単なる画鋲の入れ物と捉えてしまうことに起因します。箱を課題解決に使えると発想を転換させることが大事な実験です。

面白いのは、最初から画鋲と箱を別々に渡すと、ほぼすべての方が正解できるそうです。

最初の思い込みって怖いですね。頭を柔らかくして、色んな角度から物事を見ていくことが大事なようです。また、この実験には続きがあります。それはまた別の機会にまとめます。